「本当に生で見れてよかった!」 函館の海岸から2キロ離れた沖合で突如姿を現したのは…!
2025年 9月 4日 16:36 掲載
撮影者)「ほら!顔向けてる!」
先月31日、函館の海岸から2キロ離れた沖合で突如姿を現したのは…!
撮影者)「すーげー!俺の船の周りうろうろしてんだけど!」
北の海ではなんとも珍しい、ジンベエザメ!船に寄り添うようにゆらゆらと泳いでいます。
自分の船で趣味のイカ釣りをしていたときにジンベエザメを発見したという男性は…
撮影者・ネジガネさん)「体長5mくらい。船よりちょっと小さいくらい。30分くらいはいましたね。船の下に行くたび、ひっくり返されるんじゃないかと思って、多分俺の船気に入ったんじゃないかな。イルカとかはよく全然見るけどあれは見たことない。本当に生で見れてよかった」
普段は九州や四国などの暖かい海で泳ぐ、世界最大の魚・ジンベエザメ。北海道近海で発見されるのは珍しく、実に13年ぶりです。
2012年、北海道後志の余市町沖合で発見された、体長4メートルほどのジンベエザメは、おたる水族館で保護され一時的に展示されたこともありました。
今回はなぜ、北の海にはるばるやってきたのでしょうか?
おたる水族館 学芸員 古賀崇さん)「基本的にジンベエザメって単独行動の生き物なんですけど、まだ小さい個体なのでほかの個体といたのがはぐれたのかもしれないし、海流によって泳いできた可能性が強いのではないか。北海道まで来るときは対馬暖流に乗って餌を追いながら北上することが多い」
船からおよそ30分も離れようとしなかったことについては?
おたる水族館 学芸員 古賀崇さん)「おそらく自分より大きなもの、自分と同じ大きさのものに寄り添うことで身を守るというか安心してたのかもしれない」
古賀さんによると、夏から秋にかけては対馬暖流に乗って流れてくる魚を北海道の海で見られるとのこと。
あなたも船に乗れば、ジンベエザメにめぐり合えるかもしれません。