記録的不漁続く秋サケ 漁解禁も過去最低見込み 北海道大樹町で水揚げ 網入れ4日遅らせ厳しい船出
2025年 9月 4日 19:04 掲載
秋サケの定置網漁が解禁となり、4日あさ早く十勝の大樹町で水揚げされました。ことしの漁獲量も厳しい見込みとなっています。
午前6時ごろ、大樹漁港で秋サケおよそ6.3トンが水揚げされました。道内の秋サケ漁の解禁は先月30日でしたが、近年不漁が続いているため大樹漁協では網入れを4日遅らせました。
大樹漁業協同組合 川井広道さん)
「去年2日分で2トンちょっとしかなかったはずだから多いと思います。悪くはない方なのかな、でももう少し欲しかったけどね」
セリでは去年より1割ほど安いということですが、道総研によりますとことし道内の沿岸と河川で捕獲される秋サケは去年のおよそ65%と平成元年以降、過去最低となる見込みです。