王子ホールディングスが「王子ネピア」の苫小牧工場を来年3月に閉鎖 50年以上稼働も老朽化などで
2025年 9月 5日 16:18 掲載
製紙大手の王子ホールディングスは、グループ会社の「王子ネピア」の苫小牧工場を、来年3月に閉鎖すると発表しました。
王子ネピアによりますと、苫小牧工場は従業員74人で、トイレットペーパーやキッチンペーパーなどを50年以上にわたり生産しています。工場の老朽化と、苫小牧駅に近い王子製紙の苫小牧工場とはおよそ15km離れているため、パルプの製造や電気設備などを共有できず効率が悪いとして、来年3月で工場を閉鎖し愛知や徳島の工場に生産を移行するということです。苫小牧市の金澤市長は「残念だが、ふるさと納税返礼品で、市の魅力を発信していただいたことに感謝します。」とコメントしています。