北海道・羊蹄山の水源所有権を巡る裁判 ニセコ町が水源地を守ろうと集めた署名を札幌高裁へ提出
2025年 9月12日 10:16 掲載
羊蹄山の水源の所有権を巡り、後志のニセコ町と元の土地所有者が争っている裁判で、水源地を守ろうと集めた署名を町が札幌高裁へ提出しました。
■須藤真之介記者「ニセコ町民などから集まった署名を提出するため町長らが今、裁判所に入っていきます」
提出された署名はニセコ町が2013年に取得した羊蹄地区の土地について、元の所有者から返還を求められている訴訟を受け水源地を守ろうと集めたおよそ22万人分です。一審で町は敗訴し、控訴しています。元の所有者がおよそ5億円で売却する和解案を示している一方、関係者によると町は数千万円の案を提示することについて検討しています。
■ニセコ町 片山健也町長「地方自治体が水を守るということについても国の法的な面も応援いただければありがたいなと」