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北海道・雌阿寒岳で一部入山規制 火口内でごくわずかな火山灰の堆積 登山客「息苦しかった」

噴火警戒レベルが2に引き上げられた道東の雌阿寒岳をめぐり、地元自治体によって入山規制を知らせる看板が設置されるなど警戒が続いています。

火山活動が活発になっている道東の雌阿寒岳。

■平間理彩カメラマン「雌阿寒岳火口付近です。白い煙が立ち上っているのが見えます。」

札幌管区気象台は15日、雌阿寒岳の噴火警戒レベルを1の「活火山であることに留意」から2の「火口周辺規制」に引き上げました。

ポンマチネシリ火口付近を震源とする火山性地震が11日から16日午後1時までに266回発生しているほか、15日の現地調査では火口内でごくわずかな火山灰の堆積が確認されるなど、活発な火山活動が続いているということです。

釧路市と十勝の足寄町にまたがる標高1499メートルの雌阿寒岳は、登山客が憧れる日本百名山のひとつ。

こちらは15日、登山客が撮影した雌阿寒岳の山頂付近の様子。
白い噴気が風にあおられているのが分かります。
当時の状況について登山客は。

■15日に雌阿寒岳に登山 道内在住男性「噴気の状態としては、あそこまで強いのは見たことがない。風が強くて、(隣の)阿寒富士の方向に噴気が上っていた。阿寒富士のほうに行こうと、白い煙の中に入っていった時には、鼻にもツーンとするものがあったし、息苦しかったので引き返した」

男性が登山を終えた後、噴火警戒レベルが2に引き上げられました。

これ受けて足寄町は16日、雌阿寒岳の7合目以降の入山を規制。
看板を設置するなどして警戒を呼びかけました。

■東京から「自然には勝てない。最初はクマが心配でクマスプレーとか持ってきたが、想定外のことが起きてびっくりしているのと残念」

■東京から「せっかく予定組んで登山できなくなったのは残念だが、また来年、再来年の楽しみに取っておきたい」

釧路市も15日から雌阿寒岳6合目以降の入山を規制していて、16日には6合目に看板を設置しました。
気象台はポンマチネシリ火口からおよそ500メートルの範囲で噴火に伴う噴石への警戒を呼びかけています。

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