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商業地で全国1位の地価上昇率 北海道・千歳市 1年で3割も値上がり 半導体関連産業が牽引

全国の土地価格調査の結果が発表されました。
次世代半導体を製造する企業の進出に湧く千歳市では1年で3割も値上がりした土地があります。

■本吉智彦記者「商業地の土地の価格の上昇率が全国で最も高かった場所はこちら千歳市の居酒屋のある場所です」

JR千歳駅に近いこの場所は1平方メートルあたり15万5000円。1年で31.4パーセントの値上がりで、商業地では全国1位の上昇率となりました。
上昇を牽引するのが千歳市内で再来年4月に次世代半導体の量産開始を目指す「ラピダス」です。

■本吉智彦記者:「JRの線路のすぐ脇で進む工事。こちらにはオフィスビルが建てられます。」

JR千歳駅の周辺では、半導体関連の需要を見込み道内外の不動産会社が続々とオフィスやマンションを建設しています。
商業用地の取得が盛んになっているJR千歳駅周辺では、とんかつ店の地価が上昇率29.9パーセントで全国2位。
自転車販売店の地価が上昇率29.6パーセントで全国3位と、商業地の地価上昇率全国トップ3を千歳市内で占めました。


■共盛自転車商会・寺西和也さん:
「半導体の従業員さん、就職してこちらにきて自転車も買うっていうお客さんは今年はけっこう来ています。」

千歳市は今後15年間で半導体関連産業で働く人の人口は7800人ほど増え、経済効果は1423億円に達すると見込んでいます。

■北海道不動産鑑定士協会・横山幹人理事:
「(ラピダスは)これから本格稼働することになりますので、上昇基調は続くのかなと思います。従業員も千歳に来るとその家族も来ると。」
また、住宅地の地価上昇率で全国1位となったのは富良野スキー場の麓にある住宅街で、27.1パーセントの上昇となりました。

【スタジオ解説】
■依田アナウンサー:
全国のランキング見ても、いや北海道強いなっていうのが分かりますね。住宅地1位の富良野の北の峰は、ここはスキー場もすぐそばにある場所で、外国人別荘需要の増加を反映したものと見られています。今、盆地パウダーという言葉がありまして、富良野盆地の極上のパウダースノーがものすごく外国人に受けているということなんですね。2位、3位が千歳、4位が真狩村です。ここはニセコのリゾート施設の従業員の住宅需要などが高まっているということです。そして商業地1、2、3位全部千歳。とにかく千歳が強いです。

■スタジオ出演者
こういうの見ると、ああ土地持ってたらとかってね、思いますけど、毎回そう思うだけで何もできないんですけど。でも元々住んでる人からしたらね、固定資産税上がったり大変ですよね。

■依田アナウンサー
そうですね。今後家賃も上がっていくんじゃないかなんていう、あの石狩のある自治体関係者の話もあるので、住んでいた人にとってはむむっと思うところもあるかもしれません。
じゃあ、札幌はどうなんでしょうか。不動産鑑定士に聞きました。横山さん曰く。札幌の都市部は再開発が依然として盛んで上昇が続くと。特に観光エリアの上昇が高く、中島公園エリア。真駒内施設、あの開会式場だったものですね。そして新しいホテルも開業して話題も目白押しなので上昇は続くと思うという事です。

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