札幌に新たな児童相談所 犯罪被害に遭った子どもに話を聞く「司法面接室」北海道初導入
2025年 9月19日 09:36 掲載
家庭環境の複雑化など多様化する子どもの問題解決のため、札幌市に新たに児童相談所が設置されます。来週の利用開始を前に18日、内部が公開されました。
札幌市白石区に開設される札幌市東部児童相談所は地上4階建てで、幼児6人を含む36人を一時的に保護することができます。「おやこ支援ルーム」では、保護した子どもに緊張することなく過ごしてもらい、ワイヤレスで保護者と通信しながらマジックミラー越しにその様子を確認した職員が指導やアドバイスをすることができます。また、犯罪被害にあった子どもが警察などから繰り返し被害状況を聞かれることを避けるため、一度の面会で事情を聞けるようカメラを設置した「司法面接室」を、道内で初めて導入しました。
札幌市東部児童相談所家庭支援課・森岡祥広課長:「必要であればここの施設を(警察や他の児童相談所も)使っていただいて、より落ち着いた環境の中で子どもからじっくりお話を聞いていただくとかできるようになると期待している」。
この児童相談所は、来週月曜日(22日)に開設され、白石区・豊平区・厚別区・清田区を担当します。