箱わなで捕獲したばかりなのに… 住宅街をゆっくり歩くクマ「まさか家の前を通るとは」北海道砂川市
2025年 9月20日 12:20 掲載
連日クマの目撃が相次ぐ砂川市で19日夕方、住宅街にまた出没し、その様子を住人が撮影しました。
体長1.5mほどのクマがあたりを見渡しながら、ゆっくりと家の前の道路を歩いています。映像は19日夕方、砂川市吉野4条南6丁目で住人が撮影しました。
目撃者の親族:「まさか、本当に家の前を通るとは思わなくて。距離としては10mくらい離れていたかなと思うが、それでも大きさは感じ取れました。自治体と猟友会が協力して捕獲してくれた情報が入ってこないと、安心して生活が今のところできない感じです」。
同じ場所では、午前中にもクマが目撃され、警察などがドローンを飛ばすなど警戒を強めていた矢先でした。現場はJR砂川駅からおよそ1.5km離れた住宅街で、周辺では連日のようにクマが出没しています。
猟友会も箱わなをしかけクマの捕獲を進めていますが、砂川市にはクマの目撃や痕跡の情報が連日寄せられていて、市が把握しているだけで4月から19日までに120件を超えています。道は、砂川市全域に出しているヒグマ注意報を、来月7日まで延長して注意を呼び掛けています。