前札幌市長・上田文雄さん葬儀 18日77歳で死去 3期12年でごみ袋有料化やオータムフェストも
2025年 9月22日 18:18 掲載
弁護士から転身し3期12年。札幌市の前市長、上田文雄さんの葬儀が21日に営まれ、多くの人が参列し別れを告げました。
今月18日、すい臓がんのため77歳で亡くなった上田文雄さん。21日札幌市内の寺で葬儀が営まれ、およそ200人が参列しました。遺族を代表して挨拶に立ったのは長女で弁護士の上田絵理さんです。
■長女・上田絵理さん:
「ぜひ、(父の)バトンを受け取っていただいて、父の思いを今後もなんらかの形で力にしていっていただけたら非常にありがたいなと思っています。」
上田さんは十勝の幕別町出身で弁護士として活動し、2003年から3期12年にわたり札幌市長を務めました。任期中には家庭ごみ収集の有料化や、市電のループ化を行ったほか、オータムフェストなど様々なイベントを立ち上げました。20日に営まれた通夜では、上田さんと交流があった議員などの姿もあり、突然の別れを惜しみました。
■逢坂誠二衆議院議員:
「上田さんは共有した思いをしっかり具現化してくれたと思う。こういう町を作るんだっていう信念を本人がしっかり把握していたからできたのではないかと思う。」
■荒井聰元衆議院議員:
「憲法問題をしっかりと議論できる方が1人減ってしまったのは非常に残念です。」
また、上田さんは去年の衆議院選挙で立憲民主党の道下大樹さんの後援会長を務めました。病身を押しての選挙戦だったということです。
■道下大樹衆議院議員:
「後援会長をお願いして引き受けていただいたことへの感謝と共に、さよならではなくこれからも見守っていただきたい。」