【ドラレコ映像】札幌市内クマの目撃相次ぐ 南区でクマ親子出没 中央区もクマ目撃で近くの小学校が休校に
2025年10月 1日 15:59 掲載
1日未明、札幌市南区の国道でクマが出没し、その姿をドライブレコーダーが捉えていました。午後に入っても市内でクマの目撃が相次ぎ、警戒が必要です。
午前2時40分ごろ、札幌市南区の国道230号を走っていた車のドライブレコーダーが捉えた2つの黒い影。道路を横切ったのは、親子とみられるクマです。親グマでしょうか。1頭が道路を行ったり来たり。その後、山の方向へと走り去っていきました。
親グマは体長およそ1.5メートル。定山渓方向に走っていたタクシーと10メートルの距離まで接近したといいます。
札幌市内ではクマの目撃が相次いでいます。9月30日午後8時20分ごろ、中央区南28条西13丁目で自転車で通りがかった高校生がクマのような黒い動物を目撃。すぐ近くには小学校もあります。そして、1日午前2時40分ごろ、先ほどの国道でクマの親子が出没。20分後には、200メートルほど西の山ののり面で近くに住む人がクマとみられるうめき声を聞きました。
香山芽郁記者)
「クマのうめき声が聞こえたと通報があった場所は住宅街で注意喚起のポスターもはられています」。
通報を受けた警察は、林の中にクマのような動物を確認。現場では15分にわたってこのようなうめき声が聞こえたと言います。
うめき声
「グー」
うめき声を聞いた人)
「今まで聞いたことない声だったので、木の枝を踏む足音が大きかったんですよ」。
1日あさ、市はハンターとともに現場を調査しましたが、新しい痕跡は見つかりませんでした。
札幌市担当者)
「朝の時点でクマのフンが見つかった。きょうのものではなくて、乾燥していたので」。
クマの出没を受けて、近くの山鼻南小学校と南小学校は休校となりました。
午後1時半ごろ、南区藤野の十五島公園では子グマが出没。9月29日も駐車場で親子とみられる2頭の目撃があり、公園は閉鎖されています。このほか、1日午後0時半ごろ、西区西野の畑近くでクマ3頭が目撃されました。目撃者によりますと、クマは山の方に逃げていったということです。
道は、札幌市西区にヒグマ警報、目撃のあった中央区や南区などにヒグマ注意報を出していて、警戒を呼びかけています。