【速報】札幌市 ノースサファリサッポロの違法建築物、12月26日までの除却を勧告 応じない場合は除却命令も
2025年10月 3日 18:26 掲載
札幌市市街地整備部 前万美子部長)
「有限会社サクセス観光に対し、都市計画法に違反する建築物計122棟を令和7年12月26日までに除却すること、毎月除却の進捗状況を本市に報告することを内容とする勧告書を手交してまいりました」
先月30日、20年間続けてきた営業に幕を下ろした札幌市南区の民間動物園、ノースサファリサッポロ。
森唯菜アナウンサー)
「閉園して3日が経ちました。入口には『関係者以外立入禁止』と書かれた看板が設置されています」
市街化調整区域で違法建築を拡大する運営会社のサクセス観光に対し、市はこれまでに19回にわたり建物の撤去を求める指導や勧告を繰り返してきました。先月時点で、園内に残されている建物は122棟にのぼります。
市は先ほど開いた会見で、サクセス観光に対し、12月26日までに違法建築物を除却し、除却状況を毎月報告するよう勧告したと明らかにしました。5月から先月にかけて減った建物が11棟にとどまっていることから、今回期限を設けたということです。
札幌市開発指導課 坪田修一課長)
「これまで20年間指導し続けているというところを踏まえますと、今後の除却については3ヶ月っていうところが適当だというところで判断している」
市はサクセス観光側が応じない場合は「除却命令」を出す方針で、園にいる動物も適切に移動するよう求めています。
札幌市保健所生活衛生担当部 吉津智史部長)
「実際動物の移動はかなり時間がかかると思っている。その辺は確認しながら動物の状況を見つつ、ただ建物も減らしていただきたい。そのような状況で見ていきたい」