知床遊覧船沈没で国土交通省が再発防止策の実施状況を確認
2025年10月 6日 19:04 掲載
2022年、知床沖で観光船が沈没した事故を受け、6日に国土交通省は再発防止策の実施状況を確認する委員会を開催しました。
■国土交通省・水嶋智事務次官:
「監査の強化といった対策を行うとともに、安全統括管理者、運航管理者に対する試験を開始するといった対策を進めてきた。」
知床沖で観光船「KAZU1」が沈没した事故を巡っては、国交省は救命いかだの搭載など66項目に及ぶ再発防止策をまとめています。また運輸安全委員会が公表した最終報告書でも再発防止策の確実な実施が求められています。6日国交省は、66項目に及ぶ再発防止策の実施状況などを確認する委員会を開催し、現在までにうち62項目が実施されていることを明らかにしました。また来年4月からは旅客船に対し浸水を防ぐ水密構造の義務化を実施していくということです。