札幌市西区の住宅街でクマの足跡発見、交通量の多い通りにも出没 現場から段木アナが中継
2025年10月 8日 16:32 掲載
段木涼太アナウンサー)
住宅の敷地内にクマの足跡がくっきりと残されています。
私の手と比べてみますと、このぐらい。前足の肉球の幅が9.5cm程度ということで、札幌市はおそらく2歳前後のクマのものではないかと見ています。
ここは札幌市西区西野3条7丁目の住宅街です。
足跡が複数残されておりまして、ご覧のように続いてこの辺りまでで途切れています。
この先に広がっている住宅街の中に進んでいったと見られていて、近くに住む人たちは警戒を強めています。
近くに住む人)
「朝夕はここはちょっと怖いなと思って、妻と話してます。住宅地と山がすぐ隣同士で、山を越えたらすぐ定山渓。いつ出てきてもおかしくないといえばおかしくない。まあ、当面はそれぞれが気をつけるしかない」。
足跡がある場所から歩いてすぐそばには、北一条宮の沢通りが広がっています。ご覧の通り、この時間も交通量がとても多い場所です。
そして奥に見えるホームセンターの駐車場にはパトカーが止まっていて、現在も警戒活動やチラシを配ったり、注意喚起を呼びかけています。
あの辺りからこちらに向かってクマが歩いて渡ってくるのが、今日の午前0時過ぎに目撃されています。
この辺りは奥にはスーパーやドラッグストアなどが立ち並んでいまして、人々の生活圏となっています。この時間までクマがとどまり続けている可能性は低いと見てはいるんですが、札幌市は引き続き警戒を呼びかけています。
<スタジオでの解説>
室岡里美アナウンサー)
子供たちの下校時間も近づいていますので、警戒を続けてほしいと思います。では、クマが目撃された場所、改めてお願いします。
森唯菜アナウンサー)
地図で確認していきます。
山から離れた住宅街です。北一条宮の沢通りを南から北にクマが横断する様子が目撃されました。
そして、2日には山の近くの宮の丘公園でクマ1頭が目撃されていましたが、今回は山から離れた市街地での出没です。
周辺には商業施設であったり、小中学校がある本当に人が生活する場所に現れたということです。
そして、道路から50メートルほどの住宅の敷地内では、中継でもありました、複数の足跡が見つかっています。