旭川中学生自殺訴訟 自殺を予見出来なかったと市が主張 争点が初めて明らかに
2025年10月 8日 18:04 掲載
旭川市でいじめを受けていた女子中学生が自殺し、遺族が市を提訴した裁判について、市が初めて争点を明らかにしました。
2021年3月、中学生だった広瀬爽彩さんが旭川市内の公園で自殺し、遺族はおよそ1億1500万円の損害賠償を求め旭川市を提訴。
去年、再調査委員会によりいじめによる自殺と認定されました。
6月から行われている裁判の争点について、旭川市が初めて明かしました。
当時、学校側がいじめを認識していなかったことや自殺までの間に時間があることなどを上げ、学校が“いじめが自殺につながると予見出来なかった”として、いじめの認知状況などを争点にしています。
遺族側は「学校および市教委が家庭環境などの問題として責任転嫁し、いじめ認知を回避している」と訴えています。