JR北海道の運転士が小樽駅待機中に運転室で8分間読書 私物の鉄道関係の本を読んでいるところを乗客が目撃
2025年10月 9日 12:54 掲載

JR北海道の運転士が、函館線小樽駅で列車が発車するまでの待機時間中に、運転室で私物の本を読んでいたことがわかりました。
JR北海道によりますと、50代の運転士は10月7日午後5時ごろ、小樽発・岩見沢行きの普通列車が発車するまでの待機時間中に、約8分間にわたり運転席で私物の鉄道関係の本を読んでいたということです。
目撃した乗客からの指摘で発覚しました。
JRの調べに対し、運転士は「出発まで時間があり、仕事中なのは分かっていたが、気を抜けるタイミングで読んでしまった」と話しているということです。
本来、運転士は駅の発車待機時間中も緊急対応などをしなければならず、今回の行為は社内規定に違反しているということです。
JR北海道は「このような事象を発生させてしまい、お客様や関係する皆様にご心配をおかけしましたことをお詫びいたします」とコメントしています。
不適切な保線作業や安全対策を怠っていた事象が相次いでいるため、JR北海道は国交省と道運輸局から2025年5月から2年に渡る「強化型保安監査体制」が適用されています。