札幌・西区でクマ駆除、子グマ2頭は未捕獲 市街地での目撃8件受け公園閉鎖 市民にクマ対策徹底を呼びかけ
2025年10月13日 16:23 掲載
13日あさ、ヒグマ警報が発表されている札幌市西区でクマ1頭が駆除されました。親グマとみられていますが子グマ2頭はまだ捕獲されていません。
4日に撮影された3頭のクマ。駆除されたのはこの母グマと見られています。札幌市西区西野地区で箱わなにかかっているのが確認され午前6時半前ハンターが駆除しました。
今月だけで西野地区では市街地や公園の散策路などでフンやクマの目撃が8件確認されていて、市はこの地区にある3カ所の公園と「西野市民の森」を閉鎖していました。
西野地区では今月9日にメスグマ1頭、おととい(11日)はオス1頭が駆除されていてこれで3頭目です。
13日に駆除されたクマは体長およそ1.5メートルのメスで子グマとみられる2頭と共に写っていましたが子グマは捕獲されていません。
ヒグマ警報が出ている西区以外の地域も注意報が発表されていて札幌市中央区の旭山記念公園ではクマへの注意が呼び掛けられました。
ビラ配りを主催したNPO法人ツナグ・中島明子理事長)
「もう他人事ではなくて、自分事なので、できることを日常からしていただけると、事故は防げるかと思います」。
札幌市はごみ出しのルールを守りクマを寄せ付けないような工夫をするなど引き続き市民にクマ対策を徹底するよう呼びかけています。