【独自】倶知安町に外国人労働者向け住宅街の開発計画 道が農地転用を許可へ
2025年10月15日 16:04 掲載
後志の倶知安町の農地に、外国人労働者らが住む住宅街を開発する計画をめぐり、道は16日付けで農地転用を許可することがわかりました。
倶知安町のおよそ2・7ヘクタールの農地では、冬季の外国人労働者など最大1200人が住む住宅街の開発が計画されています。
町の農業委員会は当初、農地の転用に反対する意見書を道に送りましたが、北海道農業会議で許可相当と判断されたことから一転して「転用はやむを得ない」とする意見書を先月、道に送っていました。
これをうけ、治安悪化などを懸念する地元住民らは、オンラインで集めた4315人分の反対署名を道に提出しました。
道によりますと、周囲の農地に影響がないなど審査基準を満たしていることから、16日付けで農地転用を許可するということです。
開発する事業者は正式に許可を受け次第、近隣の町内会との地域協定を進めながら、速やかに造成に向けた作業を始めるとしています。