黒松内町から長万部町にかかる山林で金などの試掘を計画していたオーストラリアの企業が、試掘権の登録を取り消していたことがわかりました。

オーストラリアの金探査会社の日本法人ＪａｐｅＸは、去年２月道経済産業局から許可を受け、黒松内町から長万部町にまたがる静狩地区およそ３４６ヘクタールで金などの試掘を計画していました。
去年７月、ＪａｐｅＸがおこなった黒松内町民向けの説明会では参加者から環境への影響を懸念する声が相次ぎ、町議会は試掘中止を求める意見書を道や事業者に提出していました。
道経済産業局によりますと、ＪａｐｅＸは試掘権の登録を取り消す申請を行い、先月２２日付けで受理されたということです。
ＪａｐｅＸによる静狩地区での金の試掘事業は事実上中止となります。