レバンガ新アリーナの建設候補地 「苗穂工場の移転なくして希望する広さは出ない」JR北海道社長定例会見
2025年10月22日 15:23 掲載
JR北海道の綿貫泰之社長は22日の定例会見で、バスケットボールレバンガ北海道の新アリーナの建設候補地に、JR苗穂工場周辺が上がっていることについて、「工場機能の移転を考えないと、レバンガの希望する広さは出てこない」とコメントしました。
JR北海道の苗穂工場は、JRの車両の製造や点検・整備などを担っていますが、建築から100年以上経つ建物もあり、JR北海道は工場の移転も含めたリニューアルを最新の中期経営計画に盛り込んでいます。
レバンガ北海道は6月、札幌市内の中心部で1000億円を超える新アリーナの建設構想を明らかにし、2030年の開業を目指しています。
座席数は1万席ほど、飲食店なども入る複合施設を目指したいとし、JR苗穂駅周辺や中島公園周辺が候補地に上がっています。
綿貫社長は会見で「苗穂工場は、我々の重要な車両基地。機能を移すには場所、資金をどうするのかが重要な問題。これが解決ができない限りは前に進めない」とコメントしています。
敷地について、「苗穂工場はあまり余分なスペースがないので、今ある工場機能をどこかに移すことを考えないと、レバンガが希望する広さは出てこない」とも述べ、今のところレバンガ側との大きな進展はないとしました。























