米高騰の中 今年も“マツコ節”大豊作 北海道産の新米発表会 森崎リーダーも登場
2025年10月22日 18:55 掲載
道産の新米をPRするイベントで今年もマツコ・デラックスさんが“マツコ節”炸裂です。今年の新米の出来と気になる価格は?
■マツコ・デラックスさん:
「なんであいつがやってるんだって、そろそろみんな気づき始めてない?お前北海道関係ねぇだろって。」
北海道米のイメージキャラクターを2014年から務めるマツコ・デラックスさん。鈴木知事やチームナックスのリーダー森崎博之さんと道産の新米発表会に登場しました。
■マツコ・デラックスさん:
「北海道どこいる?北海道のカメラ。北海道にだけこびるわね」(全力で手振り)
イベントでは4種類の新米の食べ比べも。
■マツコ・デラックスさん:
「単独で食べると、ゆめぴりかパンチきいてるわね。50を過ぎてね、いろんなことがあって。ふっくりんこかな。」
ただ、今年、手頃に新米を味わうのは難しいかもしれません。
■香山芽郁記者:
「こちら色んな種類の新米が置いてありますが、全て5kgで4000円を超えています。」
札幌市内のスーパーでは、去年5kg3000円台半ばで販売されていた新米が、今年は4000円台となっています。
■買い物客:
「(Qこの米を選んだ理由は?)値段。安いから。できたら新米がいいんだろうけど手が届かない。」
■買い物客:「私は新米買った。おいしいのなら高いと思わない。」
スーパーでの販売価格の全国平均です。随意契約による備蓄米が流通した夏頃は、3000円台まで価格は落ち着きました。その後、徐々に値上がりし、新米が出回ってからも4000円台と高止まりしています。
■キテネ食品館・月寒店・中塚誠社長:
「(令和)6年産のお米を入荷させてもらってるところがあるので、価格的に(新米と)1000円ぐらい差が出てるんです。そういった中で、新米と古米の売れ行きは、ほぼ95%が、6年産のお米が売れています。」
なぜ、コメは高騰したままなのでしょうか。
■酪農学園大学・相原晴伴教授:
「去年取れたコメの在庫が少ないという状況です。農協の組織から卸売業者に販売されるときの相対取引価格が値上がりしている状況。」
9月のコメの相対取引価格は、全銘柄の平均で玄米60kgあたり3万6895円。去年より1万4195円高く、過去最高値を更新しました。相原教授によりますと、今年の収量は十分で、これ以上の値上がりはないとみられています。
■スタジオ解説
依田英将アナウンサー:スタジオで1つデータを見ていきましょう。これは銘柄米とブレンド米の価格の推移を示したものです。
緑のグラフが「銘柄米」で、オレンジのグラフが「ブレンド米」です。この「ブレンド米等」という中にはいわゆる政府の備蓄米なども含まれていますので、放出されてから価格が下がりました。3000円を下回った時もありました。
そして市場から大体備蓄米がなくなると、もちろん価格は上がっていくわけなんですが、今また下がり始めているんですね。生産者のことなどを考えると、いたし方ないかなっていう部分もあると思うので、消費者の立場としては、白米とか新米を食べたい時は銘柄米。あとオムライスとかチャーハンとか味付きにするならブレンド米という風に、上手にこの二極化を味方につけたいなと思いますね。
新政権が誕生しました。今後米政策どうなっていくのか?先ほど新しい農水大臣がコメントをしました。はい、鈴木大臣ですが、備蓄米に関して「米の不足感は払拭できたと思っている。備蓄米を通常のレベルに戻していくことを検討する」と。「米の価格についてお米クーポンなどを配っている自治体もある。どの世帯にどんな支援をすべきか議論して物価高対策に盛り込みたい。」としています。























