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スキマバイトで農業を!人手不足の救世主となるか?面接も履歴書も不要の「農業のアルバイト」に密着!

物価高や人手不足が続く中、空いている時間に短時間働く「農業のスキマバイト」が人気を集めています。


■62歳の男性「定年退職をしてその後何かやろうかなと思った時にこういう青空の下で仕事をするにもいいかなと思って」
■33歳の男性「普段はリハビリの仕事をやっている。
体を使ってリフレッシュも出来ますし気持ちいい」

履歴書も面接もなしで働ける。

■従業員「給料この中でお渡しするので」

給料はその場で手渡されることも。

さらに…

■従業員「もし野菜良ければ何か」

規格外野菜のプレゼントが。

■33歳の男性「いただいてうれしいですね」
■62歳の男性「サラダにして食べようと思います」

人手不足の中、注目が集まる「農業のスキマバイト」に密着です。

カラフルなニンジンに…極太のネギも。

年間100種類以上の野菜を栽培している江別市のアンビシャスファーム。

「おはようございます、ダイコン紅くるりの収穫をしますのでお願いします」

収穫は朝8時から。
この日は従業員に混ざって、4人がスキマバイトで参加していました。

■46歳の男性「(ダイコンの身を)切りすぎないように注意してやっています」

普段は工場に勤めているという46歳の男性の会社員の男性。

■46歳の男性「転職をするのに2か月ぐらい休みがあったのでアプリを見つけてやってみようかなと」

今の仕事に転職した後も月に2、3回休日を利用し農業のスキマバイトを続けているそうです。

■46歳の男性「副業はOKになっているので。

「違う仕事をやるので気分転換になる。子どもの教育費とか結構かかっているのでお金もありますけれども、こういうの好きなので」

男性が利用しているのは、農家と働き手を結びつける1日バイトアプリ「デイワーク」。

働きたいエリアと日付を指定すると求人が表示され、応募することができます。

求職者も農家も無料で利用することができ、今年はのべ20万人以上がマッチングしています。

会社員だった62歳の男性も、定年退職を機にアプリを利用し始め、週に2日ほど農業バイトをしています。

■62歳の男性「体を動かすのがいい。前の仕事とは全然違うので。妻も一緒になっていろいろなアプリを探してくれたり、ここでこんなの募集しているよとかいろいろ教えてくれる」

道内の農業就業者数は2000年には16万人を超えていましたが高齢化や人口減少が進み、20年間でおよそ5万人も減少しています。

人手不足を解消しようと、道はホームページなどで農業の求人がある1日バイトアプリを紹介。

農家向けに求職者から選ばれる方法も掲載しています。

■北海道農政部 高楠聖佳主任「1日アルバイトアプリを利用する社会人や主婦、学生が増えていて、農業の労働力の確保のために、そういった方々にアルバイトをしていただける1日アルバイトアプリというのを普及推進しているところです」

■アンビシャスファーム柏村章夫代表「こういうまとまった収穫作業の時などに募集をかけて来ていただく。労働力としても役立っているし、外からの人が結構副業で働かれる方がいるので、一緒に働いていて楽しいということで職場の雰囲気が良くなっていいことが多い」

札幌に住む33歳の男性。

普段は理学療法士として働いていますが今年6月から副業で農業バイトを始めました。

■33歳の男性「もともと農業に興味があって、休みの日に1日単位でできるのでやってみようかなと思って」

男性は農業バイトを始めてからスーパーに並ぶ野菜の見方が変わったといいます。

■33歳の男性「収穫とか大変でも案外(価格が)金額的に安いなとか、そういうところで農家も大変なんだなあ、というのは働いてみてわかります」

午前の仕事は8時から正午まで。

この農場では終日作業があってもあえて午前と午後に分けて求人を出しているそうです。

■アンビシャスファーム柏村章夫代表「短時間で働けると(バイトに)より入りやすいという意見もあったので、うちとしては終日仕事があっても分けて募集するようになりました。そうするとやっぱりより人が集まりやすくなりました」

4時間で勤務を終えた男性。

■従業員「きょうお給料4300円ですね」。

給料はその場で現金払いです。

■33歳の男性「また機会ありましたらお願いします」

■従業員「お疲れ様です」

一方、午後も引き続きバイトを続ける人も。

■従業員「20グラムから30グラムがSS。30グラムから70グラムがS。Sが種イモになります」

この日の午後の作業はジャガイモの選別です。
1つ1つ重さをはかり、サイズ分けしていきます。
すべて手作業で行われます。

■アンビシャスファーム伊藤麻起子さん「サイズで分けて来年植えるための種イモを取ってから販売用で出します。Sサイズが植えるやつです。小さすぎると芽が少なくて芽が出なかったりするので一番いい大きさのサイズを種にとっている」

今年は7月に雨が少なかったためジャガイモが不作に。

例年業者から買っていた種イモも品薄で手に入りにくくなっているため、今年は自分たちで種イモを確保しているといいます。

■46歳の男性「集中しないと間違う」

黙々と作業を続け午後5時、この日の勤務が終了しました。
給料は8時間働いて8600円です。

さらに…

■従業員「したら、おみやげ何か」
■アンビシャスファーム柏村章夫代表「キャベツもおすすめです。サトウくんという名前のキャベツで刻んで食べるだけでもおいしい」

規格外野菜のプレゼントが。

午前中、自分たちが収穫したのと同じ種類のダイコンもゲットしました。

■46歳の男性「いつも結構おいしく食べています」
■62歳の男性Q野菜もらえてどう?「うれしいです」

アプリを活用し気軽に始められる農業のスキマバイト。
農家の担い手不足解消の救世主として期待されています。

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