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「交通手段がなくなってしまう」北広島市 路線バスの1つ廃止方針に住民困惑、代替交通案が協議される

北海道中央バスは、北広島市内を走る路線の1つを来年3月で廃止する方針を決めています。「交通手段がなくなってしまう」と市民には困惑が広がっています。

北広島市内の住宅街を走る路線バス、「さんぽまち・東部線」。年間およそ43万人が乗り、通勤通学にも多く使われています。しかし、北海道中央バスは今年6月、乗務員不足などの理由から、来年3月で廃止する意向を市に伝えました。

バスの利用者)
「困るなと思いました。ほぼ毎日(使っている)。通勤ですね」。
「(廃止になったら)大変だよねタクシーとかに乗るしかない」。

「さんぽまち・東部線」は駅周辺から離れた山手町や松葉町などの住宅街を走る路線です。市内では福住駅などと結ぶ「広島線」も走っていますが、もし「さんぽまち・東部線」が廃止された場合、交通手段がなくなる地区が生まれます。
山手町3丁目で自治会長を務める板垣恭彦さん。バスの廃止は地元の住民にとって「死活問題だ」と話します。

板垣恭彦さん)
「買い物もこの辺は商店街はないですから。駅前に行かなければならないから。今年の5月に運転免許も返納したんですよ。こういうバス利用権も使っているが、なくなったら今後無駄になっちゃう」。

板垣さんは地元住民らで市民団体を立ち上げ、市長に対し、3000筆以上の署名を提出しました。

地元住民)
「それは車があればいいですよ。でもない人の方が多いですからね。65歳以上がここ半分以上なんですよ」、「私たちたち夫婦はもちろん車と卒業してますし、90歳近い夫と、病院行くときどうするのという感じ」。

こうした事態を受けて市は代替交通を検討しています。

北広島市 企画課 下野直章課長)
「今後の町づくりにおいても、移動手段のない町ということになりますので、市への影響は非常に大きいということで深刻に受け止めています」。

市は、もう1つの路線、「広島線」に廃止となる場所をカバーしてもらう案と、9人乗りのジャンボタクシーを他の事業者に運行してもらう案を考えています。
24日に開かれた市の協議会では、代替案が示されました。

協議会の委員)
「平日に、団地地区はバスで買い物に行くんですよ。その時にシート数が少ないと、年を召した人だから、なんでそんなシート数なのって言われないように」。

市は代替案について、年内に確定させたいとしています。

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