「1カ月半早い」インフルエンザが早くも札幌で急増中 学級閉鎖も続々 効果的な手洗いのポイントも解説
2025年10月27日 16:40 掲載
札幌ではインフルエンザの患者数が急激に増えていて、学級閉鎖なども相次いでいます。今年の特徴と予防策は。
「検査します」
札幌市内で早くも流行しているインフルエンザ。札幌市・豊平区にあるこちらのクリニックでは、今月のはじめあたりから、インフルエンザの患者が増えているといいます。
■とよひら公園内科クリニック・藤本晶子院長:
「例年だと11月の下旬から出始めるんですよね。今年は夏もパラパラいたんですけど、10月になってから増えた感じはする。明らかにそこは早い。1カ月半早い感じですかね。」
札幌市内の1医療機関あたりのインフルエンザの患者数は、先月、流行開始の目安となる「1.0」人を超え、今月2週目には「6.81」人と4週連続で増加しています。先週金曜日、市内の小中学校などでは2校で学年閉鎖、16校で学級閉鎖になりました。また、石狩市の石狩八幡小学校では、全学年でインフルエンザになる児童が確認されるなどしたため、27日に道内の小中学校で今シーズン初めて臨時休校となりました。
■とよひら公園内科クリニック・藤本晶子院長:
「今はA型がほとんどだが、熱がすごく高い。39℃、40℃。結構皆さんヘロヘロになってきます。」
予防手段の1つが、ワクチンです。こちらのクリニックでは26日までの週末で30人以上が接種したそうです。
■とよひら公園内科クリニック・藤本晶子院長:
「結構、ワクチンのスタートも早いですね。打てる方はまずワクチン。やはりマスク、うがい手洗いの基本的な感染対策かなと思います。」
【スタジオ解説】
■依田英将アナウンサー:
地図を見ていきましょう。これ札幌市が提供しています札幌市のインフルエンザ流行マップという地図なんですが、学級閉鎖や休校などの情報が学校などから上げられるたびに、こう地図にインプットされるということなんですね。
色別で発生状況分かれていますが、市内全域で流行しているというのか分かります。札幌市のホームページで見ることができますので、ぜひお住まいの地域参考にしてみてください。
そして重要なのが手洗い、うがいとありますが、この時間は特に手洗いの中の「すすぎ」だけに注目して見てみます。段木さん、普段手を洗う時にすすぎに何秒くらいかけてますか?
■段木涼太アナウンサー:
全然考えたことないですね。5秒とか 10秒とか、短いと思います。「ちゃちゃちゃー」で終わっちゃいます。
■依田英将アナウンサー:
多分そういう方、実は多いと思うんですよ。じゃあその5秒10秒でどれくらい菌などが落ちているのかっていう実験したデータがあるんです。ま、これ食中毒や風邪などにも言えると思うんですが、泡状のハンドソープをつけて15秒間手洗いした後に、どれくらいすすぎをするとどれくらい手のひらに菌が残らないかというものです。まずこちら手洗い前。もちろん全体的に菌があるのが分かります。段木さんのように10秒くらいすすぎをしました。あれ?なかったところに新しい汚れが出てきてますね。
■段木涼太アナウンサー:
え?え?そっちにうつっていくってこと?
■依田英将アナウンサー:
うつるというかね、石鹸が泡立つと手のひらのくぼみとかシワにあるものが浮き出てくる。で、それが10秒じゃ全くすすげていないというのがこれじゃわかります。
■段木涼太アナウンサー:
むしろ表面に出てきちゃったってことですね。
■依田英将アナウンサー:
そうなんです。だから段木さんは、これは良くないということが一つ分かりました。
■段木涼太アナウンサー:
はい、分かりました。
■依田英将アナウンサー:
私も7秒ぐらいでした、本当に。だから全然ダメなんですが。30秒すすいだら大方菌がなくなって、60秒すすぐとさらに菌がなくなるということがこのデータからは分かります。室岡さんどうですか?30秒って。
■室岡里美アナウンサー:
いや30秒って正直こう、冬の間って水が冷たくて、早く洗い終わりたいとかっていう気持ちになっちゃうんですけど、あの姪っ子とかが歌歌いながらこう流して、歌の時間が30秒ぴったりとかっていうのだと分かりやすいのかなっていうのは思いますね。
■依田英将アナウンサー:
ありますね。もちろんごしごしソープで洗うというのもそうですが、すすぎの時間というのにも一つ注目してみてください。























