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知床観光船沈没事故、桂田被告の初公判が11月12日に決定 業務上過失致死罪で起訴、起訴内容否認する見通し

知床沖の観光船沈没事故で業務上過失致死の罪で起訴された運航会社社長、桂田精一被告の初公判が来月12日に開かれることが新たにわかりました。

高橋海斗記者)
「いま桂田被告を乗せた車が釧路地裁に到着しました」。

29日、公判前整理手続に出席するため足早に釧路地裁に入っていったのは、知床遊覧船社長の桂田精一被告です。

高橋海斗記者)
「いま一礼しました。報道陣に向かって一礼をしています」。

起訴状などによりますと、桂田被告は2022年4月、知床沖で起きた観光船沈没事故で悪天候が予想される中、運航管理者として運航の中止を指示しなかったことにより、観光船「KAZUI」が沈没し、乗客乗員を死亡させた業務上過失致死の罪で起訴されています。

争点の一つとなっているのは出航を巡る判断。桂田被告は事故直後の会見で「条件付き運航」と主張していました。

知床遊覧船社長桂田精一被告)
「ウトロでは風と波も強くなかったので海が荒れるようであれば引き返す条件付き運航であることを豊田船長と打ち合わせ当時の出航を決定しました」。

高橋海斗記者)
「釧路地裁では現在、桂田被告、検察官、弁護人などが初公判を前に争点の明確化などの手続きを行なっています」。

29日の公判前整理手続で桂田被告の初公判が来月12日に釧路地裁で開かれることが決まりました。裁判は判決を除き11日間にわたり開かれる予定で、桂田被告の被告人質問は来年の3月2日から4日まで行われます。乗客家族も被害者参加制度により、法廷で意見を述べる予定です。判決は来年6月17日に言い渡されます。関係者によりますと、桂田被告は起訴内容を否認する見通しだということです。

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