苫前沖漁船転覆事故、運輸安全委員会が報告書公表 ホヤ付着で積載重量増、船長も異変気づかず
2025年10月30日 15:53 掲載
今年2月、北海道の苫前町の沖合で漁船が転覆した事故について、国の運輸安全委員会は30日、事故の原因をまとめた報告書を公表しました。
2月、苫前漁港の西の沖合およそ10キロで、ホタテの養殖カゴをクレーンで引き上げる作業をしていた漁船が転覆しました。
この事故で漁船に乗っていた乗組員2人の行方が分からなくなっています。
運輸安全委員会は30日に報告書を公表し、転覆の原因について養殖カゴに大量のホヤが付着していたことで積載重量が増え、転覆に繋がったと結論付けました。
また、放水口から船内に海水が流れ込んでいることに船長が気づかず引き上げ作業を止めなかったことが船の傾きを助長したと指摘しました。



























