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 【どうやって入れる?】サッポロファクトリー恒例のジャンボクリスマスツリー…設営の舞台裏に密着

札幌市中央区のにあるサッポロファクトリーアトリウムに1日から、毎年恒例で今年33回目となるジャンボクリスマスツリーが登場しています。この巨大ツリーの設営の舞台裏に密着しました。

■本吉智彦記者:
「木を積んだトラックがいまゆっくりとファクトリーへと向かってきています。全長15m、ここから見てもかなり大きいです。」

運ばれてきた一本の巨大なトドマツ。先月14日、午後10時の営業終了とともに作業が始まりました。木は十勝の広尾町に植えられていたもので樹齢30年。

高さおよそ15m、重さおよそ3トンです。広尾町にはサンタランドがあることにちなみ、毎年、町にある木が寄贈されています。
搬入作業を取り仕切るのは吉田朗さんです。

■グリーンディスプレイ 吉田朗さん:
「もう、ただただ安全に中に入ってくれる、それだけです。」

アトリウム内には台車にのせて運び込みます。台車は鉄製で、この作業専用の特注品です。

■作業員:
「いいよ、先っぽ大丈夫?オーライオーライ」

作業場所が狭いためトラックから台車の上に降ろすのもひと筋縄では行きません。この作業だけで30分ほどもかかりました。

■本吉智彦記者:
「いま人が押しながら、ツリーが中へと入ってきました。」

根元を先頭にして移動開始です。順調に動きはじめたかと思いきや、中断してしまいました。ここは1階ですが、ツリーが設置される場所は地下1階部分。階段が立ちふさがります。

■本吉智彦記者:
「こちらでは足場が組まれています。木を階段の向こう側からおろすためにスロープが設置されます」

階段を通過するための秘策が仮設のスロープです。
鉄骨で台車の車輪を載せるレールが2本設置されていて、まるで、鉄道の線路のよう。

■作業員:
「あら、ちょっと高い、こっちあげる?」

スムーズにスロープの上を移動させるためには、レールをまっすぐに、設置しなければなりません。

■作業員:
「いいところだと思います」

高い精度が求められるため、微調整が続きます。スロープが完成するとツリーの移動再開です。

■本吉智彦記者:
「小型のクレーンが中へと入ってきました。一体何に使うんでしょうか」

小型クレーンと台車がベルトでつながれていきます。3トンものツリーを、下り坂を人の力で移動させるのは危険なので、小型クレーンがついた車両で引っ張りながら運搬します。

■グリーンディスプレイ 吉田朗さん:
「台車をこのレールにうまく乗せなきゃのせなきゃならないんですよ。その時いつもちょっと苦労します」

いよいよ最大の難所です。台車の車輪をレールにうまく乗せるためには、数ミリ単位での調整が必要です。車輪の位置の修正を何度も何度も繰り返します。

■本吉智彦記者:
「スロープのうえに、台車の車輪が見事にはまりました」

■作業員:
「はいストップ、ストップ・・・」

安心したのも束の間、前輪がレールに乗ったものの、後ろの車輪がなかなかいい位置に来ません。

■作業員:
「もう1回引っ張ってもらってもいいっす?」

格闘すること40分あまり。
台車のすべての車輪がレールに乗りました。

■作業員:
「オーライ、オーライ、オーライ」

ツリーの先が乗るもう1台の台車を乗せるのにも手間がかかり、スロープを通過させる作業には1時間も要しました。
こうして午前2時過ぎ、ツリーが地下1階へ到着しました。

■グリーンディスプレイ 吉田朗さん:
「とりあえずひと安心です。ちょっと苦労しました。」

そしてついに最大の見せ場です。

■本吉智彦記者:
「ツリーの根元の四方にクレーンが運ばれてきました。いよいよツリーを立てる作業が始まります。」

小型クレーン4台が息をぴったりとあわせて動き、ツリーを起こしていきます。

■本吉智彦記者:
「木が少し揺れながら間もなく垂直に立ち上がろうとしています」巧みなクレーン操作で、ツリーがまっすぐに立ち、土台に固定されました。

6つの方向にかけられたワイヤーで向きの調整や固定を行い、設置は終了。午後10時に始まった作業が終わったのは7時間後の翌朝、午前5時すぎでした、

■グリーンディスプレイ 吉田朗さん:
「無事に立って良かったです。枝ぶりもよくてなかなかいい感じの木だと思います」

その後、ツリーは作業用の足場で覆われ、中では、電球の設置や飾りつけなどの作業が行われました。

■本吉智彦記者:
「ツリーのてっぺん、高さ15mの場所に来ました、ファクトリーの3階とほぼ同じ高さです」

カメラが再びお邪魔したのは設営開始から9日目。電球の設置が完了し飾りつけは大詰めを迎えていました。低いほうからはじまった飾りつけ。足場の最上段でツリーの先端部分を仕上げます。

■グリーンディスプレイ 奈良知明さん:
「全然こわいです。慣れたけれど足元などは気を付けることが多いですね」

オーナメントを取りつける位置は決まっていないそうです。

■グリーンディスプレイ 奈良知明さん:
「色とバランスをみながらつけている感じです。今年の木は横に枝が長いと思うので見栄えがいい」

電球の設置や飾りつけが完了すると足場は撤去され、ツリーがその全貌を現わしました。

■本吉智彦記者:
「電球の設置や装飾の取り付けが終わりジャンボツリーが完成です。きょう試験点灯を行い、はじめて電球が灯ります」

設営作業17日目、いよいよ試験点灯の日です。アトリウム全体が華やかな灯りにつつまれました。電球の色は青やゴールドなど全部で6色、電球の数は、およそ5万球に及びます。通路や天井などにも装飾が施され、来月25日までクリスマスムードに包まれます。

(サッポロファクトリーアトリウムから段木アナ)
・サッポロファクトリーのジャンボクリスマスツリーの設置は来月25日まで。
・イルミネーションの点灯は毎日午後4時から午後10時までです。
・毎時0分からは5分間の音楽と光のショータイムも行われます。

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