札幌市北区の住宅で家族３人の遺体が見つかり、このうち姉を殺害したとして、４１歳の男が逮捕された事件で、警察が現場の住宅から刃物を押収していたことが新たに分かりました。

札幌市北区の無職＝中村純一容疑者４１歳は、北区新琴似６条１２丁目の住宅で、姉の川村千恵子さん５５歳を刃物などで刺し殺害した疑いが持たれています。住宅の１階では先月３１日、川村さんのほか、ここに住む父・道紀さん６８歳と母・美枝子さん８３歳の遺体も見つかっています。

３人の体には全身に複数の刺し傷があり、いずれも死因は出血性ショックでした。中村容疑者は血の付いた刃物のようなものを持って北警察署を訪れ、「３０分前に家族３人を殺した」と自首していました。
捜査関係者によりますと、事件現場の住宅でも刃物が押収されていて、事件との関連を調べているということです。

警察は中村容疑者が両親の殺害にも関与したとみて調べを進めています。