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【速報】「出漁できてうれしい」小型船によるスルメイカ漁10日から再開 道が特例で「試験操業」認める

漁獲枠の超過で小型船によるスルメイカ漁が今月から禁漁になっている問題で、道が特例で漁の再開を認めました。

■漁師「出漁できるというのがうれしい」「うれしい、出漁できるんだから喜んでいる」

「イカの街=函館」に明るい兆しです。
青森県などでの豊漁を受けて漁獲可能な量=TACを超えてしまった小型船のスルメイカ漁。
水産庁は今月1日からの漁の停止を命じました。

その後、漁獲枠は増加されたものの、漁獲量を上回るほどとはならず、イカ釣り漁船が海に出られない状態が続いています。

そんな中、きょう(7日)新たな動きが。

■鈴木直道知事「来週10日には調査を開始したい。開始をするための許可を交付したい。これによりまして、スルメイカの漁獲が可能となる」

鈴木知事は道に割り当てられた漁獲枠を使って漁を認めることを明らかにしました。
国の漁獲枠とは別のもので、本来、定置網漁などに使われる枠ですが、資源調査への協力を求める「試験操業」という形で小型船のスルメイカ漁を特例で認める形です。
これにより398トンの漁獲が可能となり、10日から再開されます。

■漁師「出られるということはうれしいです、(イカが)いるかいないかは出てみないとわからないから、これから3月までずっと休みというのは気が滅入るね」

スルメイカは小型船だけではなく、定置網漁や刺し網漁でも漁獲されています。
道は漁獲可能量を超える恐れがあるとして、渡島管内の14漁協に対し、定置網漁と刺し網漁でスルメイカをとらないよう協力を要請したということです。

小型船でスルメイカ漁を行う漁師は、定置網の漁師に対する複雑な気持ちを語ります。

■漁師「(漁獲枠が)どこから来たのか聞いたら定置網の枠なんだよね、それが俺たちに気持ちよくよこしてくれたのか、相手だって、イカがとれなくなったから」

■前田愛奈記者「イカの専門店です。店頭に並んでいるスルメイカはこの3匹のみとなっています」

函館市民の台所、はこだて自由市場。
イカ専門店で扱うイカの多くが定置網漁で獲られたスルメイカのため、今後、値上がりする可能性があるといいます。

■富田鮮魚店・富田和子さん「(値段は)上がるんじゃない、定置は入ってこないし、小型船のイカだけでは値上がりすると思う。(イカが)ないってのは許せない函館で、高くてもまだとれている、頑張っているというのを教えてあげたい」

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