now onair

NEXT

深々と頭を下げ謝罪文を手渡し…積丹町クマ問題が解決 副議長謝罪と新マニュアルで猟友会が活動再開を決定

北海道の積丹町で、猟友会がクマ出没の際の出動を拒否していた問題が、町議会副議長による謝罪文書の受け渡しなどにより、ようやく解決しました。積丹町長の松井秀紀氏は「11月13日から猟友会の活動を再開していただけるという風に決定いたしました」と会見で述べました。

この問題は、9月に体重284キロのクマが捕獲された際の駆除をめぐり、町議会の海田一時副議長が猟友会のハンターらに「辞めさせてやる」などと発言したことに、猟友会が反発し、町からの出動要請に応じない事態になっていたものです。以前、海田副議長はHTBの取材に対し、謝罪しない意向を示していました。

その後も町内では小学校の近くなどでクマの出没が相次ぎましたが、ハンターによる駆除ができず、町民の不安が高まっていました。

12日、和解に向け町と猟友会との間で話し合いが行われました。駆除現場に現れた海田副議長とのトラブルを受け、駆除の際に第三者を入れないことなどが明記されたクマ捕獲の対応マニュアルがまとめられました。また、猟友会の支部長は、海田副議長が11日、深々と頭を下げて謝罪文を手渡しにきたことを明らかにしました。

この話し合いを経て活動再開を決めた猟友会について、北海道猟友会余市支部の本間松喜支部長は、「このマニュアルができたということで安心安全に対応できる」「ホッとしています」と述べました。

松井町長は「今日このような形で解決できましたことあらためて猟友会の皆様には感謝申し上げたい」と感謝を述べました。

トラブル後、初めて報道陣の前に姿を現した松井町長は、町民への説明がなかったことを問われると、事態の把握に時間がかかったと説明し、「関係者の方々が複数おられるわけで、少なくともそういった方々に私は第三者から誤解を招いたり、そういったことについては十分配慮しなければならないんじゃないかと」「こういう事実関係があったということを私は町民にもし伝えるとすれば正確を期してお伝えする必要があるとそういう風な考え方でおりました」と話しました。

町民の安全を守ってほしいという多くの声が寄せられていたという猟友会。積丹町にようやく日常が戻ってきました。

合わせて読みたい

HokkaidoNEWS24
イチオシ!動画ポスト
HTB天気予報士
2025参院選
奇跡の子
テレメンタリー2024 知床沖観光船事故 2年後の影響 全国アンケート調査
NEWS onチャンネル
HTB NEWS LINE公式アカウント
みんなで防災!HTBポータルサイト

その他のニュース

一覧の続きを表示
htb