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札幌・新米価格過去最高 「そばとかパンとか食べてる」売れ行き3割減のスーパーも

スーパーに新米が並ぶ季節となりましたがお米の価格高騰は止まりません。販売価格は5kgで4316円と、過去最高値を更新しました。

■安原依里記者:
「こちらのスーパーで販売されているブランド米ですが、価格はすべて税込み4000円以上となっています。」

札幌市内のスーパーで去年は5kg3000円台で販売されていた新米ですが、今年は4000円台と、高くなっています。

農林水産省によりますと、今月9日までの1週間のスーパーでのコメ1kgの平均販売価格は4316円。5月中旬に記録した4285円を上回り、半年ぶりに最高値となりました。

10月から新米の販売を始めたこちらのお店では、米の売れ行きがおよそ3割減と、価格高騰の影響を大きく受けています。

■マルコストアー・山川悟史社長:「正直厳しいんですよね。これでもほとんど利益をとらないで、かなり抑えてぎりぎり、今消費者にお届けできる価格帯のラインなんです。」

■札幌市民:「(お米)高いですよね。何でも高いので何でも影響あります。」
■札幌市民:「高くなってからあんまり米食べなくなっちゃった。(代わりに)そば・うどん・パンとか(食べてる)。」

■マルコストアー・山川悟史社長:
「朝も全て主食にお米を食べてた方が、パンとか麺類に移行してる。パスタなんかが売れ行きが好調になってるので、そういうものに消費者の方もシフトされてるんじゃないか。」

高止まりが続く新米価格。今後の見通しは…。

■JA北海道中央会・樽井功会長:
「今年の生産量においては、来年の6月末の民間在庫では220万tをオーバーするような状況で、年明けてからの価格というのは注視していきたい。このままいけば下がってくるのではないか。」

■スタジオ解説
依田アナウンサー:改めてスーパーでの販売価格推移を見ていきましょう。今年の5月、最高値 4,285円 になりました。そこから政府の備蓄米が放出されて、7月下旬には 3,542円 にまで下がったんですが、そこからまたじわじわと上がって、最新の価格が 4,316円 です。うーん、ちょっと考えてしまうような価格が続いています。

では、なんで価格が高いのか、専門家に聞きました。酪農学園大学の相原先生。
「猛暑などの影響で、去年取れた米の在庫が今年の6月末の時点で少なかったため、相場が値上がりしている。また、農協から卸業者に販売される相対取引価格が値上がりしているため」ということです。

今後の推移ですが、しばらく高値傾向は続くけれども、これ以上にはならないだろうと先生は見ています。今年の収量は十分だったので、来年は在庫も潤沢と見られ、不足傾向が解消し始めるので、徐々に価格も下がるのではないか。作付けが始まる来年の春頃から室岡さん、先生は価格が下がるんじゃないか、と見ているそうです。

室岡アナウンサー: もう新米本当にずっと高いなっていう感じがしていたんで、あの、ま、冬になってくると暖房費が嵩んだりとか、あの、年末に向けて何かとお金がかかる時期ですので、ま、これ以上高くならないというのは安心なんですけど、早く下がると嬉しいなと思います。

依田アナウンサー: そうですね。ようやく希望が見え始めたという段階なのかもしれませんが、持続不可能な価格に、ま、ちゃんと落ち着くことを祈るばかりですね。

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