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札幌市でクマ駆除が過去最多17頭に 相次ぐ出没、背景には「どんぐり凶作」

今年、出没が相次いでいるクマ。札幌市での駆除された数は17頭と、過去最多となっています。

本間壮惟記者)
「宮の森の住宅街です、雪の上にはクマの足跡が複数残されています」。

公園や住宅地など私たちの生活圏内の場所に相次いで現れる、クマ。札幌市のクマの出没情報は先月だけで134件。例年の同じ月のおよそ10倍となりました。
出没が相次いでいる背景には、クマのエサである、どんぐりなどの凶作が大きく関係していると考えられています。

酪農学園大学 佐藤喜和教授)
「冬眠前の秋の食いだめの季節に山に餌がありませんので多くのクマが餌を探し回って広い範囲を動き回ったんだろうと思います」。

パーン(銃声) パーン(2回目の銃声)

千葉雄太記者)
「もう一発発砲されました。2発目となります」。

先月24日、札幌市西区の公園に出没した子グマ2頭に対しては、市町村の判断で発砲を行う緊急銃猟による駆除が道内で初めて行われました。
駆除された数も今年は17頭と過去最多。2013年から2024年の12年間で駆除された数・計10頭に対して異例の多さとなっています。

駆除されたクマのうち、7頭は推定0歳の子グマ。母グマと行動を共にしていたケースが多くありました。また、エサをしかけた箱わなに捕獲されたクマは8頭もいました。

酪農学園大学 佐藤喜和教授)
「基本的にえさが不足していて、秋口の通常の年と比べて痩せているクマが多かったと思います。その状態で罠にえさがかけられていると本来であれば栄養が足りていればもう少し躊躇したり入らなかったりとかできたかもしれないんですけども、やはり中にある餌の魅力に勝てずに罠に入ってしまうというクマが多かったと思う」


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