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札幌市もみじ台再開発計画、公園への高層住宅移築案巡り住民から反対の声「日当たり・景観悪化」

札幌市厚別区の「もみじ台」団地で、高層の市営住宅の建設計画が浮上しています。しかし、日当たりが悪くなるなどとして、周辺住民からは計画に反対する声があがっています。

146棟もの市営住宅が並ぶ札幌市厚別区のもみじ台地域。住民のおよそ半分が65歳以上の高齢者です。人口減少とともに住宅の老朽化が進むこの地域で、市の再開発計画が進められています。

中川宙大記者)
「私の後ろに見える13棟ある共同住宅をこちらの公園に建て替える案が札幌市から提示されました。建物は8階建てになるということです」。

ことし9月、札幌市は検討会議で、2032年ごろまでにおよそ400世帯が住む市営住宅を「もみじ台東公園」に移転する案を出しました。市営住宅があった場所には、周辺の小中学校を再編した新たな学校を建設し、もみじ台東公園を再整備する計画です。
ただ、公園に建てられる市営住宅は8階建て。周辺住民からは日当たりや景観を心配する声があがっています。

もみじ台東公園での集合住宅建設計画に反対する会 三浦英典代表)
「8階建てですから、高層からプライバシーがのぞかれるとか、あるいは日当たりとか眺望が悪くなる。こっちは10メートルですよ。本当にすぐ目の前まで。なんて言ったって圧迫感ですよね。それで怒っている」。

周辺住民は反対する会を結成。35世帯64人分の署名を集めて今月12日に市に陳情書を提出しました。

もみじ台東公園での集合住宅建設計画に反対する会 三浦英典代表)
「市営住宅を建て替えることは、老朽化しているから、それ自体は賛成。(ただ)僕らはね、この場所にこの公園があるから、ここに住まいを求めて長年にわたってここに暮らしているわけですよね」。

21日の会議で検討委員からは、地域住民の声を聞いて代替案を示すべきという声が相次ぎました。

札幌市地域計画課 勝見元暢 調整担当課長)
「委員の皆様からも、地域住民に丁寧に対応するということですとか、その代案を示した検討について求める意見もお伺いしましたので。地域の方々と丁寧に進めていきたいという風に考えてます」。

札幌市は今後も住民側と協議を続けていくとしています。

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