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野球独立リーグ「旭川ビースターズ」3選手が西武と育成契約 運営費私的流用の元選手には刑事告訴検討

野球の独立リーグ・北海道ベースボールリーグに所属する「旭川ビースターズ」。運営費を私的流用した疑いがある元選手と連絡が取れていないことが新たにわかりました。

旭川市内の廃校の体育館を拠点に活動する「旭川ビースターズ」。22日、選手たちが中学生向けの野球教室を開きました。
チーム設立は2022年。これまで海外などから多くの選手を受け入れ、選手育成と地域貢献を目指してきました。今月20日には外国人選手3人が埼玉西武ライオンズに育成契約で加入することが決定。道内の独立リーグ所属の選手が日本のプロ野球チームと契約するのは初めてのことです。

■旭川ビースターズ・平亮球団代表:
「いい意味で裏切られた。まさか3人というのは我々も驚いておりまして、西武ライオンズさんには旭川にも来ていただいて、我々の思いの部分を感じ取っていただけた。」

嬉しいニュースの中で、旭川ビースターズはいまある問題を抱えています。

■旭川ビースターズ・平亮球団代表:
「多くの方にお騒がせしてご迷惑ご心配をおかけしたということには、球団としては本当に深くお詫び申し上げたい。」

球団によりますと、新たな代表に就任する予定だった24歳の男性が、先月下旬までに球団の口座から20回以上にわたり現金を引き出し、運営費およそ230万円を私的に流用したとみられています。

■男性(24):「一番楽しい状況になりました。いきましょう。1アウト!」

この男性は今年8月、スタッフ兼選手としてチームに入団。ポジションはピッチャーで、今シーズンの成績は1勝3敗、防御率は12・75でした。元々長野県で林業の会社を経営していましたが「息子に野球をしている姿を見せたいからもう一度野球をやりたい」と入団を希望してきたといいます。

■旭川ビースターズ・平亮球団代表:
Q最初にわかった時は?「信じられないですね。(男性は)家族で引っ越してきて旭川に移住までして、ここまで大がかりに来てこんなことをするとは、なかなか想定はできなかったので、ただ見抜けなかった甘さ。(現在も)はっきりした返事であったり、答えというのが帰ってきていない。」

男性は当初、「球団を大きくするために運用に回した」などと説明していましが、その後、連絡がつかなくなり運営費はいまも返還されていません。このためチームは選手の給料を一部支払うことができず、監督やコーチなどの給料は2ヶ月連続で未払い、借りている寮の家賃や光熱費も滞納しているということです。

なぜ現金を引き出したのか、HTBは男性に取材を申し込みましたが・・・

■永山友菜記者:「電話は繋がらず、留守番電話に転送されてしまいます。」

球団は、男性の刑事告訴を検討しているということです。

■旭川ビースターズ・平亮球団代表:
「信用というかご迷惑かけたということは、1番情けないですし本当に申し訳ない。誠心誠意、球団の本当の姿を取り戻せるようにこれからまた再出発していきたいと思っております。」

チームは今後、新たな代表のもとで外部の監査役を入れるほか、口座を管理できる人を増やすなどの対策をとっていくとしています。

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