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「どれくらい上がってくるのか未知の世界」家計の味方の“アノ肉”が高騰 卵の値上がりも追い打ち

今年も残すところ1カ月余り。卵をはじめ食材の価格が高騰する中、「家計の味方」とされてきたアノ肉の価格にも影響が出始めています。

「ジュー」
からっと揚げたジューシーなサンギが5つも入ったボリューム満点のお弁当。札幌市東区の弁当店ヤムヤム光星店の看板メニューです。

ヤムヤム光星店 長嶺悠樹代表)
「やっぱり元々安くて結構ボリュームのある弁当っていう売りでやってますので、どうしても値段が上がると、そのちょっと高くなったねっていうお声はいただいています」。

こちらのお店ではザンギの肉をむね肉と、もも肉から選ぶことができます。本来、価格が安く低脂質のため健康的だとして重宝されているむね肉。いまその価格が上がっています。

鶏肉の1キロあたりの卸売価格は今年5月中旬にはもも肉はむね肉と比べて365円高かったものの、今月上旬にはその差は175円となっていて、もも肉とむね肉の価格の差が少なくなっています。農水省はその理由を「健康志向や節約志向でむね肉の需要が高まっているため」としています。

こちらの弁当店ではむね肉を1日12キロほど仕入れていますが価格が上がり今年に入ってから2度値上げに踏み切りました。

ヤムヤム光星店 長嶺悠樹代表)
「ギリギリのところで頑張っていきたいなという風に思ってるんですけども、どうしてもこの後さらに値上げってなってしまうとこちらも考えなければいけないという風に考えてます」。

安原依里記者)
「国内産の鶏もも肉が100g128円で販売されているのに対しむね肉は100g84円と40円ほどしか変わりません」

札幌市豊平区のスーパー「キテネ食品館」。むね肉の1キロあたりの価格は去年と比べて100円から150円ほど高くなっているといいます。

70代)
「すごい、いまむね肉高いですよね」。

値上がりしているのは鶏肉だけではありません。年末に向けて需要が高まる卵。鳥インフルエンザの影響もあり2週間で30円ほど値上げしたといいます。

キテネ食品店 中塚誠社長)
「今年はこの時期に鳥インフルエンザが起きてしまったので、さらに少なくなったので、いまから値段が上がってきている状況で今後も下がる見込みの要素のない時季にきますので、どれくらい上がってくるかというのが未知の世界」。

様々なものが値上がりした今年。年末にかけても家計に厳しい状況が続きそうです。

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