通学中の小学生が雑木林の中にクマのような動物が居座っているのを目撃 札幌市南区・藤野 

けさ(26日朝)札幌市南区藤野の住宅街でクマのような動物の目撃情報が相次ぎました。
専門家は来月中旬までは出没に注意が必要と話します。

■千葉雄太記者「住宅街が近くにある茂みの中でクマのような動物が居座っているのが目撃されました」

午前7時半ごろ、札幌市南区藤野で通学中の小学生がクマのような動物を目撃しました。
クマのような動物は体長およそ1.2メートルで、雑木林の中に居座っていたということです。
さらに、その30分後にも付近でクマのような動物が目撃されています。
通学中の別の小学生が目撃していて、学校から警察に通報があったということです。
クマのような動物が目撃されたのは、付近に中学校や高校がある住宅街。
1件目と2件目の目撃された場所の距離はおよそ180メートルです。
札幌市の調査の結果、クマの痕跡は見つかりませんでしたが、市はクマの可能性は否定できないとしています。

■札幌市環境共生担当課 長野広隆 係長「隣にすぐ川が流れている状況とか、先月に近くでヒグマが目撃されている情報などから、ヒグマらしき動物の目撃情報として、今のところ整理する予定」

クマの出没が相次ぎ今年度の駆除数が過去最多となっている札幌市。札幌市によりますと、9月に西区の平和丘陵公園で散歩中の男性を襲ったクマについて、先月9日、公園近くで駆除された体長1.5メートルほどのクマのDNAと一致したということです。

冬に入っても寄せられるクマの目撃情報。
クマの生態に詳しい専門家は、来月中旬までは注意が必要だと話します。

■酪農学園大学 佐藤喜和教授「この後もエサを求めて行動するような可能性があるかもしれないので、引き続きクマがいるかもしれないというのを考えながら行動する必要がある」


■スタジオ解説
森唯菜アナウンサー:
札幌では今月の後半になってもクマの目撃情報が相次いでいます。南区の藤野でも今日2件の情報がありました。
(地図パネル) まず午前7時半ごろです。住宅地にほど近い雑木林で、通学中の小学生が体長1.2メートルほどのクマのような動物を目撃しました。その30分後、およそ180メートル離れた藤野通、藤野トンネル付近で、同じく通学中だった別の小学生が1頭のクマのような動物を目撃しました。

いずれも痕跡は見つかっていません。小学生が目撃ということで、何にもなくて本当によかったなと思いますけれども、室岡さん、心配ですね。

■室岡里美アナウンサー:
本当に地図を見ても近くに学校もありますし、子供たちにとって外で遊ぶとなると公園とかも結構心配ですよね。

■森アナウンサー:
そうですね。ただこちらではないんですけれど、一方で新たなヒグマの痕跡が確認されなかった地域では、閉鎖が解除になった公園もあります。

(公園リスト) それがこちら。西区の平和の森公園、宮丘公園、左股川緑地、西野西公園、西野すみれ公園、西野市民の森、そして南区が十五島公園です。これらの公園は、今日から利用することができるようになりました。

今年は、この時期になってもクマの目撃相次いでいますが、クマの生態に詳しい酪農学園大学の佐藤教授は、「11月の下旬はクマがまだ行動している時期。さらに今年は森に餌が少ないので、12月半ばまで気を付けてほしい」と話しています。まだしばらくは目撃情報出るかもしれませんが、冷静に対応していきましょう。

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