コメ価格が高止まり 物価高対策で期待の「おこめ券」3000円相当配布 道内の対応は
2025年11月27日 15:47 掲載
■廣瀬美羽記者「こちらのスーパーでは新米の値段が最も安いもので5キロで4000円ほど、去年のお米のブレンド米だと3700円ほどで売られています」
日々の暮らしに欠かせないコメ、価格の高止まりが続いています。
札幌市豊平区のスーパーでは新米が4000円ほどで販売され、去年よりも800円から900円程度高くなっています。
農水省によりますと、全国の平均小売価格は今月9日までの1週間で5キロあたり4316円と過去最高を記録しました。
■客「高いよ冗談じゃない、4~5000円なんておかしい、なんとか下がってくれたらいい」
■キテネ食品館・中塚誠社長「増産してお米が量が多い状況の中で店頭のスーパーとかの小売の部分では、やっぱり全体的には売れ方は鈍いっていうのは出てますから、来年2月、3月からいろいろ動いてくる(値段が下がってくる)時期かな」
そんな中、期待されるのが「おこめ券」です。
政府は先週金曜日(21日)、コロナ後最大規模となる経済対策を閣議決定。
その目玉の一つが、地方自治体が独自の物価高対策に使える交付金です。
政府は「おこめ券」の発行などを推奨していて1人あたり3000円程度としています。
■鈴木憲和 農水大臣「まずおこめ券というか食品の高騰対策ということについては、大体1人当たり3千円相当を別枠で特別加算するものであり、我々としては十分な規模だというふうに考えております。最も困っている皆さんに対して、なるべくスピーディーに必要な額、措置ができるように、自治体の皆様にもお願いをさせていただきたい」
「おこめ券」の発行について、スーパーの買い物客は。
■客「妥当じゃないですか、今の状態なら。」「普通のおコメでも4000円とか(3000円台)後半になっているのに3000円あっても足りない」「おコメを買わない人は洗剤とか使うから充当できたらいい」
今後、自治体に委ねられる交付金の使い道。
札幌市は「おこめ券」を発行するのでしょうか。
■札幌市・秋元克広市長「物価高対策ということなので、できるだけ早くしなければならない、できるものについて対応していきたい。内容はこれから検討していく」
補正予算案が年内に成立すれば、発行に向けた動きが本格化する「おこめ券」。
その頃、コメの価格はどうなっているのでしょうか。



























