ガソリン価格値下げへ 政府の補助金が増額 気になる灯油価格の見通しは
2025年11月27日 16:01 掲載
ガソリンの暫定税率の廃止に向け、きょう(27日)から政府の補助金がさらに5円上乗せされました。
今後下がるとみられるガソリン価格ですが、この時期気になるのは灯油の価格です。
きょう(27日)、経済産業省が発表した25日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの道内の平均小売価格は、168.8円で、前の週より1.4円値下がりしました。
そしてきょう(27日)、政府の補助金が5円引き上げられました。
先々週からの段階的な措置で、来月11日にはガソリン暫定税率の廃止と同じ水準に。
来年の元日からは暫定税率の廃止と同時に補助金も終了します。
■加藤諒也記者「札幌市内のこちらのガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンの価格が167円と表示されています」
補助金が増えたものの、店頭価格への反映に時間がかかるところも。
札幌市白石区にあるこちらのガソリンスタンドでは補助金増額前の在庫がまだ残っているため、値下げはこの在庫がなくなってからになるということです。
■札幌河辺石油 河辺善一社長「在庫で持っている燃料は(価格が)下がっていないんですね。発表はきのうなっていますけど、多分今日あたりから入荷する分から5円下がるということになると思う」
一方、この時期気になるのは冬に欠かせない灯油の価格です。
札幌の灯油販売業者、ミナミ石油によりますと、去年に引き続き、「値段が高い」という声が多く寄せられているということです。
経済産業省が発表した25日時点の灯油1リットル当たりの道内の平均配達価格は、128・1円。
去年の同じ時期と比べて6.4円高く、販売業者は今後も円安などの影響で値下がりは難しいのではないかと話します。
■ミナミ石油 木幡信輔さん「原油の仕入れ(値)自体が変わらない。大きな値動きはないんですけど、今後は上がっていくことが予測されています」
ガソリン価格は下がっていくものの、灯油価格の見通しはこの冬も厳しい状況です。



























