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クマ対策の切り札「モンスターウルフ」さらに進化 住宅街対応型の改良スピーカー搭載 新型での初撃退に成功

鳥獣対策のため、道内企業が開発したロボット「モンスターウルフ」。その最新版がクマを追い払う瞬間をカメラが捉えました。

ゆっくりと歩くクマ。何かに気づき、立ち止まります。次の瞬間…

大きな音に驚き、一目散に走り去っていきました。
これは今月21日、苫小牧市内で撮影された映像です。クマを追い払った音の正体は…

オオカミ型ロボット「モンスターウルフ」。動物が近づくとセンサーで感知し、音と光で追い払います。モンスターウルフは2016年に空知の奈井江町の会社が開発しました。

太田精器 太田裕治社長)
「北海道はヒグマの被害が非常に多いので、モノ作りで地域の課題を解決できないかと思いまして」

モンスターウルフ)
「消え去れ。消え去れ」

全国に300台以上設置されているモンスターウルフですが、従来のモデルは威嚇音が大きく騒音になるため、住宅街に置けないという欠点がありました。
そこで会社はスピーカーを改良し、音が伝わる範囲を狭くした新型を開発。札幌市や大学などの協力を得て苫東地区で検証実験を行っていたところ、今回初めてクマを追い払う様子が確認できたということです。

太田精器 太田裕治社長)
「驚いて逃げている姿を見て、私どもも非常に驚いた。いま日本中にクマが街中に出没してきていますので、そういった面では新しい技術革新になると思う」

クマ対策の救世主として期待される「モンスターウルフ」。現在は、動物を追いかけることができる走るウルフも開発中だということです。

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