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病院受診は原則「マイナンバーカード」と紐づけされた「マイナ保険証」が必要に 利用率は約37%

従来の健康保険証の有効期限がきのう(1日)で切れ、きょう(2日)から病院受診の際などは原則マイナ保険証が必要になります。

■香山芽郁記者「マイナ保険証を読み込む機械が設置されていてものの数十秒で受付が完了します。」

きょう(2日)から始まったマイナ保険証への移行。
従来の健康保険証は、きのう(1日)で期限が終了し、きょう(2日)からは原則「マイナンバーカード」とひもづけされた「マイナ保険証」、もしくは自治体などから届いている「資格確認書」を使う仕組みに切り替わっています。
札幌市中央区のこちらの病院では、およそ半数の患者がマイナ保険証を使って受診をしているということです。
移行の初日となったきょう(2日)は暗証番号がわからなくなる人も。

「顔認証にしますか、あと1回間違えるとロックされちゃう」

■マイナ保険証利用者「暗証番号をしくじっちゃって、顔認証にした、便利なことは便利」
「(Q、使ってみて不便とか便利になった?)特に今のところ、差は感じてないです」

本人の同意があった場合は、患者の病歴や薬の処方などの情報を医師の間で共有できるようになるマイナ保険証。
医療機関での迅速な対応が期待されています。

■クリニック・イン・ザ・モーニング 鳴海翠事務長「急を要するような状況の方や、ご本人から話を聞けない場合は、そういった情報(病歴など)を確認したい状況が出てくるかも」

一方、マイナ保険証の利用率はおよそ37%にとどまっていて普及の面では課題も。
厚生労働省は混乱を避けるため、来年3月末までは従来の健康保険証でも保険適用を受けられる暫定措置を取るとしています。

いまどれくらいの人がマイナンバーカードを持っているのか見ていきましょう。
まず、10月時点でマイナンバーカードを持っているのは全人口のおよそ8割にあたる79.9パーセント。
このうち保険証とひも付け「マイナ保険証」にしている人は70.2パーセント。
マイナンバーカードを持っている人のうち多くはマイナ保険証にしている。しかし、マイナ保険証を使っている人は37.1%、マイナ保険証を持っているけれどまだ使っていないという人も多いのが現状です。

厚労省はマイナ保険証を持っているが、なぜ使っていない人が半分ほどいるのかは分析しておらず、原則「マイナ保険証」の利用になるのでこれから増えていってほしいと話しています。

では、どのように制度が変わっていくのかはこちら、病院で提示する保険証は大きく3種類に分かれる。まずは「マイナ保険証」、
病院や薬局の専用の機械にかざして使うもので5年ごとの更新が必要。続いては「資格確認書」マイナンバーカードを持っていても保険証とひも付けていなかったり、そもそもマイナンバーカードを持っていない人が対象で加入している保険組合が期限を設定していて、最大5年です。
そして、「従来の保険証」こちらは本来であれば、きのうで期限は切れていますが、厚労省は暫定措置として特例で来年3月末までの利用を認めています。
いまいちど、自分の保険証がいまどのような状況なのか確認が必要です。

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