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メガソーラー建設から"タンチョウの聖地"景観を守る 北海道鶴居村が民有地購入の補正予算案を盛り込む

北海道の鶴居村がメガソーラーの建設計画が浮上した民有地を購入するための費用として、今年度の補正予算案に150万円を盛り込むことが分かりました。

鶴居村を流れる雪裡川にかかる音羽橋。
近くに集まる国の特別天然記念物・タンチョウを見ようと、毎年元日には多くの人が訪れます。

■高橋海斗記者「タンチョウを見られることで有名な音羽橋周辺の土地を、村が購入するための補正予算案が議会に提出されることが分かりました」

今年1月、音羽橋から1・5キロほど離れた民有地で大阪の事業者がメガソーラーの建設を計画していることが発覚。
計画は中断されましたが、鶴居村は今後同様のことが起きるのを防ぎ景観を守るため、およそ7・5ヘクタールの土地の購入を決めました。

土地の購入にかかる300万円のうち、その半額は東京の自然保護団体・日本ナショナルトラスト協会が負担。

残りの150万円については、村が今年度の補正予算案に盛り込む方針です。

村の決断について、地元の観光協会は…

■美しい村・鶴居村観光協会 片桐修事務局長「村もそれほど予算が潤沢にあるわけではない中で、守ってくれたというのはかなりの英断だという風に、我々は本当に嬉しい気持ち、村をあげてタンチョウを守ったんだから、それをもとに観光産業をこれからも振興していかなければならないと強く思います」

補正予算案は10日から始まる議会に提出され、村は早急に購入の手続きを進めていくとしています。

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