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この時期に注意、タイヤ脱落を防ぐ「増し締め」のタイミングとDIY交換の安全性高めるトルクレンチのすすめ

冬タイヤへの交換を終えた人が多いこの時期に気を付けなければならないタイヤの脱落。専門家に注意点を聞きました。

3日午前8時前、函館市富岡町1丁目でタイヤの脱落が…

前田愛奈記者)
「小学校に向かうためこの歩道を歩いていた男の子に、トラックから外れたタイヤが衝突しました」。

走行中の軽トラックから左後ろのタイヤが外れて歩道に乗り上げ、登校中の小学生の男の子に当たりました。男の子は右ひざを擦りむく軽傷です。警察によりますと軽トラックを運転していた39歳の男性は「2週間前に自宅で冬タイヤに交換した」と話していて、タイヤの脱落はナットの締め付けが甘かったことが原因とみられています。

重大な事故につながりかねないタイヤの脱落。冬タイヤへの交換を終えた人が多いこの時期、改めてどのような点を確認する必要があるのでしょうか?

JAF札幌支部 安藤純一交通環境係長)
「体重をグッとかけて(ナットが)締まってしまうようであれば確実に緩んでいるので一か所緩んでいるということであれば、他も必ず点検していただきたい」。

この時、正しい力で締め付けるための工具が「トルクレンチ」です。車ごとにナットを締め付ける数値が決まっていて「トルクレンチ」は既定の数値に達すると音と振動で伝えてくれます。

JAF札幌支部 安藤純一交通環境係長)
「今ホームセンターなんかでも数千円程度で販売されてるものも出てきてますので、毎シーズン自分で交換されるということであれば安全のためにも1つご準備いただいてもいいのかなと」。

特に注意が必要なのがタイヤ交換後。50キロから100キロほど走行するとナットが馴染んで緩みやすくなるということです。

JAF札幌支部 安藤純一交通環境係長)
「もうタイヤ交換されてる方がほとんどだと思うんですけど、その後にもしタイヤの締め付け状況をチェックしたことがないということであれば、ぜひ1度タイヤのホイールナットの締め付け状況のチェックをお願いしたいなと思います」。


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