苫小牧の女性が2170万円だまし取られる 国際電話や「Teams」で 警察官や検察官を名乗る男ら関与
2025年12月 5日 18:24 掲載
苫小牧市の60代女性が、検察官を名乗る男らに現金2170万円をだまし取られる被害に遭いました。
今月19日、苫小牧市に住む60代女性のスマートフォンに国際電話があり、「あなたの携帯電話に不正利用があったため、2時間後に利用停止となります。心当たりがなければ1番を押してください」などというガイダンスが流れました。
女性が1番を押したところ、通信業者を名乗る男が電話に出て、「あなたは不正利用された携帯電話の緊急連絡先になっている」などと言われ、長野県警捜査2課を名乗る男に代わりました。
捜査2課を名乗る男がコミュニケーションアプリ「Teams」でやり取りを始め、その後、別の警察官を名乗る男に代わって「身の潔白を証明しましょう」という話になり、検察官を名乗る男に代わりました。
そして検察官を名乗る男から、「あなた名義の銀行口座に、特殊詐欺の被害金が1億円以上入っている。19人から被害届が出ている」「あなたの口座のお金が不正なお金じゃないか確認するため、現金を振り込んで欲しい」などと言われ、女性は指定された口座に現金を3回、合わせて2170万円を振り込み、だまし取られました。
警察によりますと、女性はその後、同様の被害が書かれた新聞記事を読んで、詐欺だと気が付いたということです。



























