“ボンベ爆発”相次ぐ 使用済みが…IHの上で…誤った使い方で思わぬ事態 鍋や焼き肉に活躍のカセットコンロ
2025年12月 8日 18:40 掲載
寒くなり、鍋料理などが増えてくるこの時期ですが、道内ではカセットコンロやボンベによる事故が急増しています。使い方には十分注意が必要です。
電源が入ったIHヒーター。その上にはボンベが入ったカセットコンロ。
しばらくすると…
「バァン!」
爆発しました。
ヒーターの前に置かれた、カセットボンベ。
すると…
爆発「バァン!ボー」
ボンベは破裂・噴出したガスにヒーターの火が引火し、爆発しました。
これらは、NITE=製品評価技術基盤機構による実験動画です。
NITEによりますと、2023年度までの10年間で、カセットコンロによる事故は91件発生しており、誤った使い方が原因の死亡事故も発生しているということです。
先週5日、小樽市の住宅で男性がカセットコンロを使い、焼き肉をしていたところ、カセットボンベが爆発・男性は額や唇を切るなどのけがをしました。
警察によりますと、カセットコンロはIHヒーターの上に置かれていたということです。
また、おととい(6日)、札幌市清田区の住宅では、物置が爆発し内部が一部焼けました。消防などによりますと、使用済みのカセットボンベが何らかの原因で爆発した可能性があるということです。
年末年始、家族団らんの機会が増え、カセットコンロの出番も多くなる時期ですが、重大な事故となる前に正しい使い方を知ることが大切です。
カセットコンロはIHヒーターの上に置いたり、2台並べての使用は絶対にしてはいけません。
また、カセットボンベは決してヒーターの近くや、ガスコンロの上には置かず、40度未満の場所で保管するようにしましょう。



























