下水道料金23%の値上げへ「健全な事業継続に不可避」札幌市が有識者の聴聞会 4人中3人が賛成
2025年12月 8日 17:59 掲載
札幌市が来年度に平均23パーセント程度の値上げを検討している下水道料金について、市議会で有識者らに意見を求める聴聞会が開かれました。
札幌市の下水道事業は、節水技術の進歩などの収入減に加え、老朽化対策費も増え2年前に赤字に転落しました。
そのため市は、4人世帯では月に461円の負担増など平均23パーセント程度の値上げを検討しています。
北海道大学大学院工学研究院 佐藤久教授)
「この改正は、将来世代に健全な事業を引き継ぐために避けて通ることはできない」
北海道生活と健康を守る会連合会 沢野天副会長)
「下水道料金の値上げをしないでください低所得者に減免制度の創設をお願いします」
市議会が大学教授など4人を招いたきょう(8日)の聴聞会では、3人が賛成し、1人が反対の立場で意見を述べました。
値上げは条例の改正が必要で議会では可決となる見込みです。



























