室岡里美アナウンサー）
震度５弱を観測し、一時津波警報も出ていた様似町から中継です。現場には香山記者がいます。今の状況を伝えてください。

香山芽郁記者）
「はい。私は今、海からほど近い様似町の民宿兼飲食店に取材に来ています。こちらの店舗は２階が飲食店になっていて、今日は通常営業をしていましたが、ランチの時間帯はお客さんも少なめに見受けられました。今、町は少しずつ落ち着きを取り戻している様子です。ただ、様似町では震度５弱を観測しています。こちらの取材させていただいているお店も、カウンターの上に置いてある酒瓶が数本、地震の影響でラベルが裏返っていたりしたということです。また、厨房の中のお皿やグラスも複数枚割れてしまったということです。今回こちらの中継先の店舗の女将さんの下條さんに取材にご協力いただいています。大変な時ですが、よろしくお願いいたします。」

御食事処　女郎花　下條優子さん）
「よろしくお願いします」

香山芽郁記者）
「昨日、下條さんは仕込みで夜11時頃までお店に残っていたということなんですが、揺れはどういった状況でしたでしょうか？」

御食事処　女郎花　下條優子さん）
「はい。横揺れがすごくって、どんどんこれから大きくなるのかなっていうので、ちょっと恐怖を感じました」。

香山芽郁記者）
「１階が民宿ということなんですが、昨日はお客さんは何人ぐらい泊まられていて、どういったご様子でしたか？」

御食事処　女郎花　下條優子さん）
「きのうは４名のお客様宿泊してました。一応揺れが収まってから１階の方に行きまして、確認するために行ったんですけど、皆さん部屋から飛び出していました」

香山芽郁記者）
「避難というのは、どういったようにされましたでしょうか？」

御食事処　女郎花　下條優子さん）
「津波警報が発令されましたので、車の方が2名と、車お持ちでないお客様2名いたんで、2名のお客様はうちの車で、それぞれ車お持ちの方はそれぞれの車で、海から一番遠い避難所の方へ避難しました」

室岡里美アナウンサー）
「下條さん、スタジオの室岡と申します。大変な時にご協力本当にありがとうございます。まだ大きな揺れに注意が必要という状況ですけれども、今後の対策なんかは考えていらっしゃるんでしょうか？」

御食事処　女郎花　下條優子さん）
「はい。（手元の懐中電灯とランタンを見せる）各部屋のお客様の枕元に懐中電灯を置いてます。あと停電になった時に困るので、ランタン、それぞれの部屋に置くように用意してます」

香山芽郁記者）
「こういったように下條さんも災害への対策をされているということなんですが、今後１週間は大きな地震や津波への注意が必要です。町民の方にとっては不安な日々が続くことになりそうです」