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誤った使い方や不注意で重大な事故に…除雪機を扱う際の注意ポイント NITEが徹底解説

雪かきの機会が増える中、注意したいのが除雪機による事故です。誤った使い方や不注意で、重大な事故につながる恐れもあります。

こちらはNITE、製品評価技術基盤機構による実験映像です。除雪機のエンジンを停止しないまま硬くなった雪山を崩そうとハンドルから離れてしまい、足を滑らせて体ごと巻き込まれてしまいました。

こちらは除雪機の運転中、雪づまりを手で取り除いたら、指が機械に巻き込まれました。
これらは、手を離すと自動に運転が止まる除雪機の安全機能を止めていたことによる事故です。

NITEによりますと、2024年度までの10年間で、除雪機による人的被害のあった事故は38件。その8割が、除雪機の誤った使い方や不注意によるもので、その大半が死亡や重傷を伴う重大な事故に至っています。「操作に慣れているから、自分は大丈夫」といった油断は禁物です。事故を防ぐためには、今一度正しい使い方を確認することが重要です。

まず、除雪機の安全機能は止めてはいけません。転倒などで機械の下敷きになったり巻き込まれる恐れがあるため、非常に危険です。

また、後ろに進む際は転倒や挟まれる危険もあります。周囲の状況をしっかりと確認しましょう。そして、人が近くにいる場合は使用をやめましょう。背の小さなこどもは死角に入りやすいため、より注意が必要です。

除雪機のそばを離れる際や、機械の雪詰まりを取り除く際は必ずエンジンを切りましょう。そして、雪詰まりには雪かき棒などを使用してください。

本格的な冬となり、出番の増える除雪機。正しく安全に使うことが何よりも大切です。

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