再び、緊急地震速報が鳴り、驚いた方も多いのではないでしょうか。
１２日正午前、函館市で震度４を観測するなど、道内各地で地震が発生し、津波注意報が発表されました。

午前１１時４４分ごろに発生した青森県東方沖を震源とするマグニチュード６．９の地震。
道内では、函館市などで震度４、札幌市で震度３を観測しました。

■校内アナウンス「今、緊急地震速報が鳴りました。本当の地震です、頭を守ってください」

札幌市東区の丘珠小学校では、地域住民と児童による冬の防災訓練が行われていました。

■井口七海記者「防災訓練をしている最中に、札幌市も揺れを感じました。かなり揺れています、ゆらゆらと揺れています」

体育館では児童と住民が一緒に行う訓練のプログラムが予定されていましたが、急遽、中止となりました。

「地震です。強い揺れに備えてください」

札幌市交通局によりますと、地下鉄南北線と東西線では地震の影響で一時減速運転となりました。

道内では太平洋沿岸中部で津波注意報が発表され、十勝の大樹町では２０９人を対象に避難指示が出されました。
えりも町庶野では２０センチの津波を観測しました。

日高の浦河町のスポーツ施設では、津波注意報をうけ、１０人ほどの住民が自主避難したということです。

■浦河町民「逃げてきた家から。すぐそこの下なんだけど」「津波きたら困るでしょ、やっぱり」

津波注意報は午後２時５分に解除されました。
道によりますと、この地震や津波による被害は確認されていないということです。

気象台は地震発生をうけ、会見を開きました。

■札幌管区気象台・丹藤英司地震津波対策調整官「今回の地震は後発地震注意情報で呼びかけているような大規模地震には該当しないもの、まだ後発地震注意情報で呼びかけている内容もまだその最中ですので、地震への備え津波へのそなえ、普段からやっていただきたいが留意していただきたい」

気象台は改めて、今後同じ規模の地震が発生する可能性があるとして注意を呼びかけています。