人が乗っても壊れない木箱が一撃で…軒下に近づくときは落雪に注意 雪の塊が持つ「破壊力」とは
2025年12月16日 16:02 掲載
急速に発達した低気圧の影響で、15日は道内各地で冬の嵐となりましたが、16日は一段落し、気温も上昇しています。そんな時に注意が必要なのが落雪による事故です。
永山友菜記者)
「紋別市内は横なぐりの強い風が吹き付けています。道路は吹雪の影響で視界が悪く、見通しが難しくなっています」。
15日の道内は大雪となった地域もあり、オホーツクの遠軽町白滝では24時間で72センチも雪が降りました。16日は一転して、天候は穏やかに。各地で気温がプラスになっています。
そんな時に注意が必要なのが屋根からの落雪です。こちらは、雪の塊を屋根から落とす実験です。木でできた箱は、人が乗っても壊れません。しかし、雪の塊が直撃すると、壊れてしまいました。屋根から落ちた雪の塊は大きな破壊力があります。道の調べでは昨シーズン、落雪事故は34件発生しています。軒下に近づくときには、雪が落下してこないか注意が必要です。
裏葵記者)
「こちらのサイトを開くと赤や水色で色分けされています。地域ごとに視界の状況がわかります」。
冬の危険といえば吹雪による視界不良も。札幌の寒地土木研究所が16日から開始したのが「吹雪の視界情報」です。見通せる距離別に地図が5段階に色分けされ、赤のエリアは視界が100m未満です。
寒地土木研究所 寒地道路研究グループ 雪氷チーム 越國一九 主任研究員)
「真っ赤なところを避けて道路を選んでもらうとか、時間帯をずらしてもらうとか、そういうことで使っていただければなと思います」。
「吹雪の視界情報」はスマートフォンでも見ることができます。ぜひお出かけの際の参考にしてみて下さい。



























