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いけすの養殖トラウトサーモン6600匹が全滅 イワシの大群で酸素濃度低下が原因か 北海道せたな町

北海道南部のせたな町で養殖していたトラウトサーモン6600匹全てが死んでいるのがみつかりました。

イワシの大群が押し寄せ、酸素濃度が低下したことが原因と見られています。

14日、せたな町大成区の久遠漁港で養殖していたトラウトサーモンが死んでいるのをエサをやりに来た漁業者が見つけました。ひやま漁協大成支所によりますと、トラウトサーモンは2200匹ずつ3つのいけすで合わせて6600匹を養殖していましたが、全滅だったということです。

漁港ではイワシが大量死しているのも見つかっていて、イルカなどにイワシの群れが追われて大量に漁港内に入り、養殖のいけす周辺の酸素濃度が一気に下がったと見られています。漁協によりますと、酸素濃度は通常、海水1リットルあたり10ミリグラム前後ですが、14日の漁港内の酸素濃度は3~5ミリグラムだったということです。

今季の養殖にはすでにおよそ500万円がかかっていて、来年5月に水揚げをして2500万円の売り上げを見込んでいました。

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