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いけすの養殖トラウトサーモン5000匹が全滅 イワシの大群で酸素濃度の低下が原因か 北海道上ノ国町

北海道南部の上ノ国町で養殖していたトラウトサーモンおよそ5000匹が死んでいるのが見つかりました。
イワシの大群が押し寄せ、酸素濃度が低下したことが原因と見られています。

17日朝、上ノ国町の上ノ国漁港でエサをやりに行った漁業者がいけすの中のトラウトサーモンおよそ5000匹が死んでいるのを見つけました。
ひやま漁協上ノ国支所によりますと、直径20メートルの円形のいけす1つでサーモンを養殖していましたが、全滅だったということです。
イワシの大群が漁港内に入り、海中の酸素濃度が低下したのが原因とみられ、いけすの網には大量のイワシが刺さっていたほか、いけすの内外でイワシの死骸が見つかったということです。
また、海中の酸素濃度は基準値の半分以下だったということです。
上ノ国町では今年からサーモンの養殖を始め、先月(11月)20日に幼魚をいけすに放流したばかりでした。来年5月から6月に水揚げ予定で、1500万円ほどの売り上げを見込んでいました。

14日には北海道南部・せたな町の久遠漁港でも養殖していたトラウトサーモン6600匹全てが死んでいるのが見つかっていて、原因は同じくイワシの大群が漁港内に入ってきたことによる酸素濃度の低下と見られています。

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